宇宙用原子炉(読み)うちゅうようげんしろ(その他表記)space nuclear reactor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇宙用原子炉」の意味・わかりやすい解説

宇宙用原子炉
うちゅうようげんしろ
space nuclear reactor

宇宙空間での使用を目的とした原子炉。この炉から発生した熱を電気に変えるシステムとして,熱電変換,熱電子変換などの静的発電素子を用いるものと,タービンやスターリングエンジンのような熱機関を用いるものとがある。アメリカでは 1983年より SP-100 (Space Power 100kWe) 計画を開始し,リチウム冷却高速炉と熱電変換器を組み合わせた原子力発電システムの開発を進めている。旧ソ連ではすでに軍事衛星用の電源として用いられた実績があり,地上に落下して問題となった。また,原子力エネルギーを直接宇宙船の推進力に用いる研究も行なわれている。

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