宇都宮史(読み)うつのみやし

日本歴史地名大系 「宇都宮史」の解説

宇都宮史
うつのみやし

一〇巻 上野基房撰

原本 上野秀文氏

解説 江戸時代の宇都宮町に関する事項を記したもの。序に下野庵宮住撰とある。下野庵宮住は鉄砲町名主で質屋を営んだ上野久左衛門基房(安永六年―天保五年)のことで、俳諧・狂歌でも知られる。明和年間のものと推定される町明細帳を載せており、宇都宮町地子御免の事、本多正純町立町年寄の事、屋敷坪数覚などを記し、宇都宮町の成立と発展過程をたどることができる。「宇都宮故実抄」「宇都宮志料」と重なる部分が多い。

活字本宇都宮市史」第四巻近世史料編I(抄録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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