日本大百科全書(ニッポニカ) 「安川加壽子」の意味・わかりやすい解説
安川加壽子
やすかわかずこ
(1922―1996)
ピアニスト。兵庫県生まれ。パリ音楽院でラザール・レビに師事しピアノを学ぶ。在学中、パリ国際婦人ピアノコンクールで1位入賞。1937年(昭和12)パリ音楽院卒業後、1939年帰国、40年国内デビュー。以後、日本の第一級ピアニストとして内外で活躍した。1951年から1989年(平成1)まで東京芸術大学教授を務め、多くの門下生を輩出した。日本演奏連盟理事長、日本ショパン協会会長、日本ピアノ教育連盟会長、日本フォーレ協会会長などを歴任。1947年芸術祭賞、1951年毎日音楽賞受賞。1967年レジオン・ドヌール勲章受章。1974年日本芸術院賞受賞。1994年文化功労者に選ばれた。1996年7月12日没。
[編集部]