宗像大社文書(読み)むなかたたいしやもんじよ

日本歴史地名大系 「宗像大社文書」の解説

宗像大社文書
むなかたたいしやもんじよ

二巻 宗像大社文書編纂刊行委員会 平成五年―(刊行中)

解説 各巻とも本編と別冊の影印本の二冊からなる。第一巻は社蔵の国指定重要文化財のいわゆる八巻文書を成巻順に、その後に重要文化財指定外断簡文書を続けて収録。第二巻は社蔵の出光佐三氏奉納文書・宗像大宮司長氏証文注進状案・宗像浄恵証文注進状案・長沼正光氏奉納文書・宗像社家文書惣目録・宗像家文書・近藤清石写本宗像文書を収録。各文書一通ごとに釈分・読下し文・注解大意を施した丁寧な構成。なお本書の集合文書名として使用した宗像大社所蔵文書には前述の文書群のほか嶺家文書(一部は松崎文書館所蔵)などが含まれる。このうち天正一三年二月吉日の宗像宮僧座着座次第写(嶺家文書)・宗像宮僧官着座次第写(宗像家文書)は同一史料で、本書では両者の集合文書名を省略して使用した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報