宜も(読み)ウベモ

デジタル大辞泉 「宜も」の意味・読み・例文・類語

うべ‐も【宜も】

[連語]《「も」は係助詞》なるほどその通りに。もっともなことに。
「春なれば―咲きたる梅の花君を思ふと夜眠よいも寝なくに」〈・八三一〉

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精選版 日本国語大辞典 「宜も」の意味・読み・例文・類語

うべ【宜】 も

  1. ( 副詞「うべ」に係助詞「も」の付いたもの ) 同意肯定の意を表わす。なるほどまあ。もっともなことにも。まったくその通りに。
    1. [初出の実例]「春なれば宇倍母(ウベモ)咲きたる梅の花君を思ふと夜(よ)(い)も寝なくに」(出典万葉集(8C後)五・八三一)

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