実眼(読み)じつげん

朝日日本歴史人物事典 「実眼」の解説

実眼

生年生没年不詳
鎌倉前期の仏師。康慶の弟と伝える。興福寺の『南円堂御本尊以下御修理先例』には,文治4(1188)年から5年にかけて造立された同堂四天王像は実眼の作と記されるが,この記録以外に名はみえない。

(浅井和春)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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