実穀村(読み)じつこくむら

日本歴史地名大系 「実穀村」の解説

実穀村
じつこくむら

[現在地名]阿見町実穀

西は荒川本郷あらかわほんごう村、北は阿見原。十石村とも記す。年未詳の村書上帳(野口家文書)に「江戸崎領常陸国信太庄荒川郷実穀村」とある。戦国時代は小田氏の一族岡見氏が支配したが、天正期(一五七三―九二)には土岐氏の所領となり、のち蘆名氏領となる。慶長一一年(一六〇六)仙台藩領となり、同年三月三日の常州伊達氏領地知行目録(伊達家文書)に「四百五拾五石壱斗五升五合 実穀」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android