宣ばく(読み)ノタバク

デジタル大辞泉 「宣ばく」の意味・読み・例文・類語

のたば‐く【宣ばく】

《「のたぶ」のク語法》「のたまわく」に同じ。
「白ひげの上ゆ涙垂り嘆き―」〈・四四〇八〉

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精選版 日本国語大辞典 「宣ばく」の意味・読み・例文・類語

のたば‐く【宣く】

  1. ( 動詞「のたぶ(宣)」のク語法 ) =のたまわく(宣━)
    1. [初出の実例]「ちちのみの 父の命は 栲綱の 白鬚の上ゆ 涙垂り 歎き乃多婆久(ノタバク)」(出典万葉集(8C後)二〇・四四〇八)

のとうば‐くのたうば‥【宣く】

  1. ( 動詞「のとうぶ(宣)」のク語法 ) =のたまわく(宣━)〔書陵部本名義抄(1081頃)〕

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