宣はく(読み)ノタマワク

デジタル大辞泉 「宣はく」の意味・読み・例文・類語

のたまわ‐く〔のたまは‐〕【宣はく/×曰はく】

《動詞「のたまう」のク語法》おっしゃること。おっしゃるには。のたばく。「―」
高祖―」〈平家・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宣はく」の意味・読み・例文・類語

のたまわ‐くのたまは‥【宣く・曰く】

  1. ( 動詞「のたまう(宣)」のク語法 ) おっしゃること。また、おっしゃることには。のたばく。
    1. [初出の実例]「出づる神の御心もなしと白すと聞しめして、皇御孫の命の詔(ノタマハク)」(出典延喜式(927)祝詞)
    2. 「王ののたまはく、さは汝祈出せ、三蔵祈べき由を申す」(出典:打聞集(1134頃)仏舎利事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android