故事成語を知る辞典 「家はただ四壁のみ」の解説 家はただ四壁のみ 非常に貧しい生活のたとえ。 [由来] 「漢書―司し馬ば相しょう如じょ伝・上」に見える話から。紀元前二世紀、前漢王朝の時代の中国でのこと。司馬相如という男性が、卓たく文ぶん君くんという財産家の娘と恋仲になり、駆け落ちをしました。しかし、二人の暮らしはとても貧しく、「家は徒ただ四壁立つのみ(家にはただ四方の壁があるだけで、ほかには何もない)」という状態。それを知った妻の父親はとても嘆きましたが、後に夫の司馬相如は、前漢王朝を代表する文人となったのでした。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報