寄辺・寄方(読み)よるべ

精選版 日本国語大辞典 「寄辺・寄方」の意味・読み・例文・類語

よる‐べ【寄辺・寄方】

〘名〙 たよりにして寄っていくあたり。たよりとするところ。頼みとする人。また、信頼して身をまかせることのできる夫または妻。よすが。
万葉(8C後)一八・四一〇六「射水川 流るみなわの 余留弊(ヨルヘ)なみ」
仮名草子・都風俗鑑(1681)二「よるべさだめぬ浮舟と、波にただよふもかずかず侍り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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