日本大百科全書(ニッポニカ) 「寒気舌」の意味・わかりやすい解説 寒気舌かんきぜつ 天気図上で、暖気側に寒気が舌状に突入している部分。とくに、高層天気図上に等温線を描くと、この形がよく現れる。寒波や大雪を予想するためには、シベリア上空を南東進してくる寒気舌が追跡される。寒気舌の先端がちぎれて南下すると、寒冷渦(かんれいうず)になる。これをコールド・プールcold poolともいう。[倉嶋 厚] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例