デジタル大辞泉の解説
2 病気による発熱や恐怖感・嫌悪感などのために、不愉快な寒さを感じること。悪寒(おかん)。「
体が冷え、ぞくっと震えることで、医学的には悪寒(おかん)という。赤痢、しょうこう熱、ジフテリアなどの急性感染症や、マラリア、腎盂(じんう)炎、胆石症などの急激な体温上昇発作の際にみられる。皮膚の血管が収縮するため、非常な寒さを感ずるとともに、皮膚の粟粒(ぞくりゅう)、すなわち鳥肌を生じ、歯をガタガタと鳴らし、全身の震え、戦慄(せんりつ)を呈する状態となる。したがって、発熱の仕方の一種として悪寒戦慄ということばが用いられる。この状態は5~15分程度持続し、また繰り返しておこることもある。感染や炎症によって産生された毒素の吸収により、また病原体が血液中に侵入する刺激などにより、おこるといわれている。さらに輸血や薬剤の静脈注射のあとにおこることも経験的に知られている。
[渡辺 裕]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
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