精選版 日本国語大辞典 「寝待」の意味・読み・例文・類語
ね‐まち【寝待】
- 〘 名詞 〙
- ① 寝転んで待っていること。
- [初出の実例]「御らんじて、ねまちの月を 昨日こそねまちもせしか春の夜のこよひの月をいかがみるらん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)春日詣)
- ② 「ねまち(寝待)の月」の略。
- [初出の実例]「あはれ今日は春の半の月、ねまちを昨日といひて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)春日詣)
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...