寝腐(読み)ねくさる

精選版 日本国語大辞典 「寝腐」の意味・読み・例文・類語

ね‐くさ・る【寝腐】

〘自ラ四〙 (「ねぐさる」とも)
① だらしなくいつまでも寝る。
② 「ねる(寝)」をののしっていう語。
※続無名抄(1680)下「世話字尽〈略〉宿腐(ネグサル)

ね‐くたれ【寝腐】

〘名〙 寝たために、しどけなくなっていること。寝乱れていること。
順集(983頃)「忘れずもおんほゆるかな朝な朝なしが黒髪のねくたれのたわ」

ね‐くた・れる【寝腐】

〘自ラ下一〙 ねくた・る 〘自ラ下二〙 寝姿がしどけなくなる。寝乱れる。
蜻蛉(974頃)下「又十よ日、二十日許に、人ねくたれたるほどみえ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android