寝鳥を刺す(読み)ネトリヲサス

デジタル大辞泉 「寝鳥を刺す」の意味・読み・例文・類語

寝鳥ねとり・す

寝ている鳥をとりもちで捕る。無抵抗のものを捕らえる。たやすいこと、無慈悲なことなどのたとえ。寝鳥を射る。
「義貞が首ねぢ切らんは―・すよりいと安し」〈浄・女楠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寝鳥を刺す」の意味・読み・例文・類語

ねとり【寝鳥】 を 刺(さ)

  1. ねぐらに寝ている鳥を捕らえる。無抵抗のものを捕らえ、殺す容易さ、無慈悲さ、また、相手を安心させておいて危害を加えるたとえにいう。
    1. [初出の実例]「義貞が首捻切らんは、寐鳥をさすよりいと安し」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む