小出石村(読み)こでしむら

日本歴史地名大系 「小出石村」の解説

小出石村
こでしむら

[現在地名]左京区大原おおはら古知平こちひら町・小出石こでいし町〉

大原郷の最北端に位置し、東と北は近江国、西は草生くさお、南は勝林院しようりんいんの各村と接する。三方を山に囲まれた山間集落。小弟子とも書く。

天正一三年(一五八五)一二月の山城国愛宕郡大原郷検地帳(三千院文書)にはみえず、江戸時代以前の詳細は明らかでない。小出石村は大原郷といっても「大原八郷」には含まれず、「北肉魚山行記」にも「此ノ(大原)村六百石ノ所ニテ大原八郷ト云(中略)小弟子ヲ添テハ九郷ナレトモ、コレハ遥ノ奥北方ナル故ニ、先ハ八郷ト云フ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報