日本歴史地名大系 「小原屋村」の解説 小原屋村おはらやむら 富山県:上新川郡大山町小原屋村[現在地名]大山町小原屋常願寺川扇頂部に近く、東は東荒屋(ひがしあらや)村、西は田畠(たばたけ)村、南は花崎(はなさき)村、北は馬瀬口(ませぐち)村・善名(ぜんな)村。文禄三年(一五九四)前田利長が鷹狩の途中、三室(みむろ)八ヶ村に常願寺川簗御印(前田家文書)を下している。「八ケ」とは荒屋(あらや)・小原屋・花崎・田畠・善名・上馬瀬口・下馬瀬口・下番(しものばん)の八ヵ村で、居百姓・懸作に常願寺川の鮭鱒漁業権を認めた。加賀藩領から万治三年(一六六〇)以後富山藩領。正保郷帳の高一一八石余、田方七町二反余・畑方六反。明暦二年(一六五六)の村御印の草高二七三石、免三ツ二歩、小物成は山役一九匁・鮎川役六匁(村々御印物等書上)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by