小夜千鳥(読み)サヨチドリ

デジタル大辞泉 「小夜千鳥」の意味・読み・例文・類語

さよ‐ちどり【小夜千鳥】

夜鳴く千鳥 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「小夜千鳥」の意味・読み・例文・類語

さよ‐ちどり【小夜千鳥】

  1. 〘 名詞 〙 夜中に鳴く千鳥。
    1. [初出の実例]「さよちどりはねうつなみの音すなり夜はの春風こほりとくらし」(出典:賀茂女集(993‐998頃))

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世界大百科事典(旧版)内の小夜千鳥の言及

【めりやす】より

…最古のめりやすは1731年(享保16)正月,江戸中村座初演の《無間の鐘(むけんのかね)》といわれ,本調子,二上りものもあるが,大部分は三下りの曲である。《黒髪》《もみじ葉》《五大力(ごだいりき)》《明の鐘(あけのかね)》などが長唄めりやす物として知られているが,《四谷怪談》のお岩の髪梳きに使われる《瑠璃(るり)の艶(つや)》や《忠臣蔵》七段目に使われる《小夜千鳥》なども名高い。その語源についてはいくつかの説があるが,俳優の動作に合わせて長くも短くもうたえるため,伸縮自在の織物〈莫大小(めりやす)〉の名前をあてはめたというのが通説。…

※「小夜千鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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