小姓ジャンドサントレ(読み)コショウジャンドサントレ

デジタル大辞泉 「小姓ジャンドサントレ」の意味・読み・例文・類語

こしょうジャンドサントレ〔コシヤウ‐〕【小姓ジャン・ド・サントレ】

原題、〈フランスPetit Jean de Saintréラサルの散文物語。1456年頃の作。中世末期の若い騎士と聖職者との、貴婦人を巡る恋のさやあてを描く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小姓ジャンドサントレの言及

【ラ・サル】より

…それよりさきアンジュー伯家の子弟教育のために道徳書《兜》(1437),《広間》(1451)などを著す。しかし彼の最も重要な作品は《小姓ジャン・ド・サントレ》(1456)である。ここで作者は聖職者と騎士の恋の鞘当てという13世紀以来の主題に一つ新しい展開を与え,若い騎士に軍配を挙げて中世騎士道の最後を飾る。…

※「小姓ジャンドサントレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android