ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リバロール」の意味・わかりやすい解説
リバロール
Rivarol, Antoine
[没]1801.4.11. ベルリン
フランスの作家。イタリア系で南フランスの生れ。 1780年頃パリに出,美貌と才気とによってサロンの寵児となり,ダランベールとボルテールに認められた。 84年『フランス語の普遍性について』 Discours sur l'universalité de la langue françaiseがベルリン・アカデミーの懸賞論文に当選,ヨーロッパ中に名声を高めた。この論文中の「明晰ならざるものはフランス語にあらず」の一句は有名。ほかに,当代の文学者や政治家を辛辣に風刺した『名士小年鑑』 Petit almanach de nos grands hommes (1788) ,王党派の立場から革命政治家を揶揄した『革命政客小辞典』 Petit dictionnaire des grands hommes de la Révolution (90) がある。
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