小路隠れ(読み)コウジガクレ

デジタル大辞泉 「小路隠れ」の意味・読み・例文・類語

こうじ‐がくれ〔こうぢ‐〕【小路隠れ】

少しの間身を隠すこと。
夕暮、夜の間にぞ、―せらるなるや」〈宇津保・国譲下〉
かくれんぼ。
稚子をさなごの―」〈根無草・後〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 稚子

世界大百科事典(旧版)内の小路隠れの言及

【小路】より

大路に対していう。中世においてはしばらく他所に姿を隠すことを小路隠れといい,近世になるとそれは幼児の遊戯と化した。この小路隠れはおそらく,中世に新しく開発・造成した小路を〈辻子(ずし)〉(または〈図子〉)といい,その道筋には遊女街が形成されるなど特異な都市空間として認識された袋町を成立させていたことと関係があるのであろう。…

※「小路隠れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む