稚子(読み)チシ

精選版 日本国語大辞典 「稚子」の意味・読み・例文・類語

ち‐し【稚子】

  1. 〘 名詞 〙 幼い子ども。おさなご。ちご。稚児(ちじ)
    1. [初出の実例]「野老村夫弾囃、則嬰児稚子舞楽兮」(出典:桂川地蔵記(1416頃)上)
    2. 「稚子(チシ)母にはなれず」(出典評判記色道大鏡(1678)一四)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐帰去来辞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「稚子」の読み・字形・画数・意味

【稚子】ちし

幼い子。晋・陶潜〔帰去来の辞〕乃ち衡宇(かうう)を瞻(み)、載(すなは)ち欣(よろこ)び載ち(はし)る。僕(どうぼく)(召使い(よろこ)びへ、稚子門に候(ま)つ。

字通「稚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む