小野塚キイ(読み)オノヅカ キイ

20世紀日本人名事典 「小野塚キイ」の解説

小野塚 キイ
オノヅカ キイ

明治〜昭和期の小千谷縮技術伝承者



生年
明治20(1887)年1月15日

没年
昭和50(1975)年12月6日

出生地
新潟県東頸城郡松之山町

経歴
幼少の頃から新潟・小千谷地方に江戸時代から伝わる独特の縮織り、小千谷縮の技術を習得し、6人の子供を育てながら伝統技術を守り続けた。高度な技術が認められ、昭和32年越後上布苧積み技術保持者として、重要無形文化財保持者に認定された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野塚キイ」の解説

小野塚キイ おのづか-キイ

1887-1975 明治-昭和時代の織物技術者。
明治20年1月15日生まれ。新潟県の小千谷縮(おぢやちぢみ)の技術をつたえる。原料苧麻(ちょま)を歯と爪先でこまかくさいて糸をつくる苧績(おう)み技術保持者として昭和32年重要無形文化財に指定された。昭和50年12月6日死去。88歳。新潟県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android