精選版 日本国語大辞典 「尼衆」の意味・読み・例文・類語
じ‐しゅうヂ‥【尼衆】
- 〘 名詞 〙 尼たち。尼僧たち。にしゅう。
- [初出の実例]「帽子をがさとかき落し、さし上て帰り給へば、残りの尼衆はよろこびて」(出典:虎寛本狂言・若市(室町末‐近世初))
尼衆の補助注記
虎明本狂言の「若市」には「のこりのしうはよろこびて」の「の」と「し」の間の横に小さく「ぢ」と書き入れがあり、「じしゅう」とよんだと思われる。
に‐しゅう【尼衆】
- 〘 名詞 〙 ( 「にしゅ」とも ) 尼たち。
- [初出の実例]「尼衆彼の像を衛み繞りて、悲しび哭きて云はく」(出典:日本霊異記(810‐824)中)