尽無(読み)ずくなし

精選版 日本国語大辞典 「尽無」の意味・読み・例文・類語

ずく‐なしづく‥【尽無】

  1. 〘 名詞 〙 役に立たない人。臆病な人。また、なまけ者をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「この杢助のづくなしめ、此節高いひめのりを、さう無闇沙汰なしに、お前に使はれてたまるものか」(出典:歌舞伎・筑紫巷談浪白縫(黒田騒動)(1875)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android