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大詰 おおづめcatastrophe

翻訳|catastrophe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大詰
おおづめ
catastrophe

大団円,カタストロフィー。元来はギリシア悲劇において終結を導き出すの変化をさし,その後一般に筋の急変,特に人物の破滅を生むような急変をさすにいたった。戯曲の構造においては,葛藤がすべて解決され,筋の発展の余地がなくなった最後の部分をいう。小説についても用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

おお‐づめ〔おほ‐〕【大詰(め)】

芝居の最終の幕、また場面。江戸時代には、一番目狂言の最終の幕をいった。→大切(おおぎ)り
物事の終局の場面。最後の段階。「捜査は大詰めを迎えた」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大詰
おおづめ

演劇脚本用語。戯曲の筋立てがすべて解決する最後の場面や幕をいう。江戸時代、歌舞伎(かぶき)の一脚本が一番目(時代物)と二番目(世話物)の2部で構成されるのを原則としていたころは、一番目の最後を大詰、二番目の最後を大切(おおぎり)(大喜利(おおぎり))と区別してよんだが、のちには単に一脚本の最終幕をさすようになり、歌舞伎以外でも用いられる語になった。転じて物事の最後を意味する日常語になり、「裁判も大詰に近づいた」というように用いられる。[松井俊諭]

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世界大百科事典内の大詰の言及

【大切】より

…〈切狂言〉ともいい,ほとんどが舞踊劇。江戸時代,1日1本立てで,それを一番目と二番目に分けるのが作劇の原則だったころは,一番目の最終幕を〈大詰(おおづめ)〉といい,二番目の最終幕を〈大切〉といって道行や舞踊の場面をつけるのが慣例だったが,幕末以後は前幕と関係ない独立した1幕を設けることが多くなった。【松井 俊諭】。…

※「大詰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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