尾端骨(読み)びたんこつ(その他表記)ploughshare bone; pygostyle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尾端骨」の意味・わかりやすい解説

尾端骨
びたんこつ
ploughshare bone; pygostyle

カエルなどの無尾類 (両生類) や鳥類脊椎骨の末端部にある骨。数個の尾椎骨が癒合したもので,鳥類では尾羽の付着部位となる。

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世界大百科事典(旧版)内の尾端骨の言及

【尾骨】より

…尾椎が尾骨をなしているのは,哺乳類のうちではヒトが最も明らかであるが,鳥類の尾椎もその終末部の若干個が癒合しており,無尾両生類(カエル類)では1本の長い釘のような尾骨になっている。鳥類のそれは尾端骨,無尾類のそれは尾柱ともいう。ヒトの尾椎は3~5個あり,これが癒合して1個の尾骨となっている。…

※「尾端骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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