居倉浦(読み)いくらうら

日本歴史地名大系 「居倉浦」の解説

居倉浦
いくらうら

[現在地名]越廼村居倉

西に日本海を望み、東は丹生山地、北は居倉北山いくらきたやま村。元応二年(一三二〇)一二月一三日付居蔵浦刀禰職宛行状(山本家文書)に「居蔵浦」とみえ、応仁三年(一四六九)三月二四日付山本三郎左衛門入道宛居鎌浦しよく職安堵状(同文書)には「居鎌浦」とある。文明一〇年(一四七八)一二月二五日付「越知山年中行事」(越知神社文書)には「彼夏ニ左右方惣中御菜ノ料トテ幾浦ヨリ和布二帖ツヽアカル」とあって、当浦は大谷おおたに(跡地は現朝日町)に和布を納めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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