屠所の羊の歩み(読み)としょのひつじのあゆみ

精選版 日本国語大辞典 「屠所の羊の歩み」の意味・読み・例文・類語

としょ【屠所】 の 羊(ひつじ)の歩(あゆ)

  1. 屠所にひかれてゆく羊のように、力ないのろのろとした歩み。刻々死地に近づくことのたとえ。また、破局に直面して、気力を失い自然に歩みの鈍ること。屠所の歩み。
    1. [初出の実例]「屠所(トショ)の羊(ヒツジ)の歩ともしらざりけるこそかなしけれ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ヒツジ 実例 初出

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む