屡鳴く(読み)シバナク

デジタル大辞泉 「屡鳴く」の意味・読み・例文・類語

しば‐な・く【×屡鳴く】

[動カ五(四)]しきりに鳴く。
「鶯の―・く声も少許は媒せしならん」〈鴎外訳・ふた夜〉
「かほ鳥の間なく―・く春の野に」〈・三九七三〉

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精選版 日本国語大辞典 「屡鳴く」の意味・読み・例文・類語

しば‐な・く【屡鳴】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 しきりに鳴く。絶え間なく鳴く。
    1. [初出の実例]「ぬばたまの夜のふけゆけば久木生ふる清き河原に千鳥数鳴(しばなく)」(出典万葉集(8C後)六・九二五)

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