履み落し(読み)フミオトシ

デジタル大辞泉 「履み落し」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐おとし【履み落(と)し/踏(み)落(と)し】

七言絶句または七言律詩の第1句末で韻をふまないこと。また、その詩。

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精選版 日本国語大辞典 「履み落し」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐おとし【履落・踏落】

  1. 〘 名詞 〙 漢詩で、韻を踏むべき起句の終わりに韻を踏まないこと。また、その詩。
    1. [初出の実例]「雪の詩や春の日あしのふみおとし〈以専〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一)

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