山崎竜(読み)やまざき・りゅう

朝日日本歴史人物事典 「山崎竜」の解説

山崎竜

生年生没年不詳
江戸中期の浮世絵師。江戸下谷長者町の御旗本同心山崎文右衛門の娘と伝える。幼少ころから絵を学んだようで,現存する作品には14歳筆の落款を伴うものが数点あり,それらはすでに画風が確立されているところから,相当早熟であったと思われる。彼女の絵は「おりう絵」と呼ばれて人気を博したが,現在33歳筆の年記を伴う作品が最年長のものとして知られている。師承については菱川師宣門人と伝えられるが,師宣とは年代隔たり,むしろ独学諸派を混合した画家だったと思われる。作品に「二美人東下り図」(東京国立博物館蔵),「縁先美人図」(日本浮世絵博物館蔵)ほかがある。

(安村敏信)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎竜」の解説

山崎竜 やまざき-りゅう

?-? 江戸時代中期の浮世絵師。
同心山崎文左衛門の娘。独学とも菱川師宣(もろのぶ)にまなんだともつたえられる。享保(きょうほう)(1716-36)のころ「おりう絵」とよばれた肉筆美人画で人気があった。阿りう,竜女とも称した。江戸出身。作品に「傘持美人図」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例