独学(読み)ドクガク

精選版 日本国語大辞典 「独学」の意味・読み・例文・類語

どく‐がく【独学】

  1. 〘 名詞 〙 学校に通わず、または師にもつかずに、独力で学ぶこと。ひとりまなび。独習。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「其始は師の教へにつきて、後々は独学でなければと思ふより」(出典:随筆・胆大小心録(1808)五)
    2. [その他の文献]〔礼記‐学記〕

ひとり‐まなび【独学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 師につかず、自分ひとりで学問技芸を修めること。どくがく。独習。
  3. ある学問技芸がひとりで学べるように書かれている指導書。独習書。
    1. [初出の実例]「珠算独り学びなど云ふ本」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「独学」の読み・字形・画数・意味

【独学】どくがく

師に就かずに学ぶ。〔礼記、学記〕獨學にして友無くんば、則ち陋にして寡聞なり。

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