岡田町村(読み)おかだまちむら

日本歴史地名大系 「岡田町村」の解説

岡田町村
おかだまちむら

[現在地名]松本市岡田 岡田町

松本藩領岡田組の一村。松本城下町から水内みのち郡善光寺町(現長野市)に向かう善光寺道の宿。宿はずれからは稲倉ひなぐら峠経由保福ほうふく寺に向かう江戸道が分れる。浅間温泉への道、三才山みさやま峠を越えて小県ちいさがた方面へ至る道、伊深いぶか大口沢おおぐちざわを越えて田沢たざわ(現南安曇みなみあずみ郡豊科町)に出る道などがある。

寛永一九年(一六四二)の信州松本御領分村々高附帳によると岡田村五九二石一畝八歩とあり、享保一一年(一七二六)からは岡田町村六五八石一斗八合六勺。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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