岩見庄(読み)いわみのしよう

日本歴史地名大系 「岩見庄」の解説

岩見庄
いわみのしよう

大乗院寺社雑事記」文明一一年(一四七九)五月一三日条に京都大覚寺領の庄園として播州石見いわみ庄とみえる。貞和四年(一三四八)一二月二六日の足利尊氏下文(間島文書)によると、間島則清は尊氏から恩賞として岩見庄三分一地頭職を宛行われている。天正八年(一五八〇)九月一日の羽柴秀吉領知判物(黒田文書)では黒田孝高に岩見庄二千七〇〇石などが宛行われているが、当庄は福井ふくい(現姫路市)などとともに「揖東郡」と記されていることは注意される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android