岸上きみ(読み)キシガミ キミ

20世紀日本人名事典 「岸上きみ」の解説

岸上 きみ
キシガミ キミ

明治〜昭和期の大和楽演奏家,作曲



生年
明治30(1897)年9月21日

没年
昭和37(1962)年5月3日

出生地
東京

別名
芸名=美葵(ミキ)

経歴
大倉喜七郎の片腕として大和楽の創流に参加。立唄・指導者として普及尽力。作曲も多く、代表作に「狐」「傘の内」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の岸上きみの言及

【大和楽】より

…邦楽に洋楽の発声をとり入れたもので,東明節(とうめいぶし)の影響も認められる。新邦楽の一つの典型とされ,富崎春昇(1880‐1958),宮川源司(清元栄寿郎,1904‐63),原信子(1893‐1979)らが指導者で,代表的な歌い手は岸上きみ(1898‐1962),三島儷子(1905‐88)らであった。68年2派に分裂し,三島改め大和美代葵(みよき)と大和久満(ひさみつ)(芳村伊十七,1938‐ )らの派が活躍。…

※「岸上きみ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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