島辺(読み)シマベ

デジタル大辞泉 「島辺」の意味・読み・例文・類語

しま‐べ【島辺】

上代は「しまへ」》島のほとり。島の付近
「潮さゐに伊良虞いらごの―漕ぐ舟に」〈・四二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「島辺」の意味・読み・例文・類語

しま‐べ【島辺】

  1. 〘 名詞 〙 島のほとり。島のまわり。島の付近。しまび。しまみ。
    1. [初出の実例]「潮騒(しほさゐ)に伊良虞の島辺(しまへ)漕ぐ船に妹乗るらむか荒き島廻(しまみ)を」(出典万葉集(8C後)一・四二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android