日本歴史地名大系 「崇賀郷」の解説 崇賀郷そがごう 長野県:信濃国筑摩郡崇賀郷「和名抄」高山寺本に「崇賀」と記し、流布本に「宇賀」と記すが、いずれも訓は「曾加」であるところから、流布本の「宇賀」は「宗賀」の誤りで、「そか」と訓じていたものであることは明らかである。この郷名は、「多武峯略記」に「信濃国筑摩郡蘇我郷字草茂庄一処」を、仁和三年(八八七)右大臣藤原冬緒卿が大和国多武峯の妙楽寺に施入したとの記事があるが、その中にみえる「蘇我郷」と同一のものであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by