崖造・懸造(読み)がけづくり

精選版 日本国語大辞典 「崖造・懸造」の意味・読み・例文・類語

がけ‐づくり【崖造・懸造】

〘名〙 (古くは「かけづくり」) 水の上や傾斜地に、建物を張り出して作ること。また、その建物。のちには、涼を呼ぶためにも作られた。
中務内侍(1292頃か)弘安七年「かけつくりなるに、柴垣遣水など、はかなきものから、思ひ入りぬるばかりにや、みどころあるここちして」
※あらくれ(1915)〈徳田秋声五六崖造(ガケヅクリ)の新しい二階」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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