精選版 日本国語大辞典 「差し申す」の意味・読み・例文・類語 さし‐もう・す‥まうす【差申・指申】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① ( 「さし」は接頭語 ) 申す。申し上げる。[初出の実例]「また督の殿々御けはひにやと見ゆるもさし申させ給へれば」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉の飾)② 人名を特定する。とくに中世の検断沙汰で、犯人の名を特定して訴える。[初出の実例]「此段所見何事哉、可レ差二申御奉行人御名字一」(出典:肥後升田文書‐元弘二年カ(1332か)西得陳状案) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例