巾箱本(読み)キンソウボン

デジタル大辞泉 「巾箱本」の意味・読み・例文・類語

きんそう‐ぼん〔キンサウ‐〕【巾箱本】

巾箱にはいるほど、細字で書かれた小形の唐本袖珍しゅうちん本。

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精選版 日本国語大辞典 「巾箱本」の意味・読み・例文・類語

きんそう‐ぼんキンサウ‥【巾箱本】

  1. 〘 名詞 〙 細字で書かれた小形の唐本。袖珍本(しゅうちんぼん)。きんそう。〔布令必用新撰字引(1869)〕〔鼠璞

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世界大百科事典(旧版)内の巾箱本の言及

【豆本】より

愛書趣味的な本が多い。日本でも〈豆本〉のほか中国渡来の巾箱(きんそう)本,袖珍(しゆうちん)本,寸珍本などの呼称があり,江戸時代の雛(ひな)本,芥子(けし)本などの称がある。どれほどの大きさのものを指すかについてはかなり幅があり,たとえば袖珍本は〈袖に入れて持ち歩ける本〉ということで,英語のpocket book(ポケット判)にあたり,文庫本,新書判はこれに該当する。…

※「巾箱本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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