袖珍本(読み)シュウチンボン

デジタル大辞泉 「袖珍本」の意味・読み・例文・類語

しゅうちん‐ぼん〔シウチン‐〕【袖珍本】

そでの中に入れて携えられるくらいの小型の本。ポケット型の本。袖珍版。

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精選版 日本国語大辞典 「袖珍本」の意味・読み・例文・類語

しゅうちん‐ぼんシウチン‥【袖珍本】

  1. 〘 名詞 〙(そで)の中に入れて持ち歩きできるほどの小さい本。袖珍版。袖珍。
    1. [初出の実例]「巾箱本・袖珍本の事を本邦にて馬上本と唱へしよし」(出典:随筆・甲子夜話(1821‐41)二〇)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「袖珍本」の意味・わかりやすい解説

袖珍本
しゅうちんぼん

馬上本ともいう。ポケットなかに入れられるほどの小型で,携帯に便利な判型の本の総称。大きさで表わすと,A6判,B7判以下が該当する。

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世界大百科事典(旧版)内の袖珍本の言及

【豆本】より

愛書趣味的な本が多い。日本でも〈豆本〉のほか中国渡来の巾箱(きんそう)本,袖珍(しゆうちん)本,寸珍本などの呼称があり,江戸時代の雛(ひな)本,芥子(けし)本などの称がある。どれほどの大きさのものを指すかについてはかなり幅があり,たとえば袖珍本は〈袖に入れて持ち歩ける本〉ということで,英語のpocket book(ポケット判)にあたり,文庫本,新書判はこれに該当する。…

※「袖珍本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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