帆掛ける(読み)ほかける

精選版 日本国語大辞典 「帆掛ける」の意味・読み・例文・類語

ほ‐か・ける【帆掛】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
  2. 帆を張る。風に乗って走る。すいすいと進む。
    1. [初出の実例]「走にも道のはかこそ行やらね 帆かけし舟に塩やむくらん〈一正〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一五)
  3. あわてて逃げ出す。尻に帆を掛ける。帆をかける。
    1. [初出の実例]「追手に帆掛(ホカケ)て走る舩蒸気の車の」(出典:寄笑新聞(1875)〈梅亭金鵞〉七号)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む