希硫酸(読み)キリュウサン

デジタル大辞泉 「希硫酸」の意味・読み・例文・類語

き‐りゅうさん〔‐リウサン〕【希硫酸/×稀硫酸】

低濃度の硫酸水溶液

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「希硫酸」の意味・読み・例文・類語

き‐りゅうさん‥リウサン【希硫酸・稀硫酸】

  1. 〘 名詞 〙 水で薄めた低濃度の硫酸。濃硫酸に水を注ぐと激しく発熱して危険なので、水の中へ硫酸を静かに注入してつくる。
    1. [初出の実例]「稀硫酸を長頸壜に納置き」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)

希硫酸の補助注記

「希硫酸」は「稀硫酸」の書き換え。

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世界大百科事典(旧版)内の希硫酸の言及

【硫酸】より

…水とは任意の割合で混合する。水和熱が大きいので(-⊿H=8.8kcal/mol)濃硫酸を水に溶解して希硫酸とする場合は硫酸はごく少量ずつよくかくはん(攪拌)しながら加えていかないと,水溶液が部分的に過熱状態となって突沸するので危険である。水溶液の比重を表1に示す。…

※「希硫酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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