常珍(読み)トコメズラ

デジタル大辞泉 「常珍」の意味・読み・例文・類語

とこ‐めずら〔‐めづら〕【常珍】

[形動ナリ]常に新鮮で、愛らしいさま。
「年ごとに―なる鈴虫のふりてもふりぬ声ぞきこゆる」〈公任集

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 躬恒集 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「常珍」の意味・読み・例文・類語

とこ‐めずら‥めづらし【常珍】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 常に珍しい。いつも新鮮で愛らしい。
    1. [初出の実例]「難波人葦火焼く屋のすしてあれど己が妻こそ常目頬次吉(とこめづらシキ)」(出典万葉集(8C後)一一・二六五一)

とこ‐めずら‥めづら【常珍】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 いつも新鮮で愛らしいさま。
    1. [初出の実例]「むめのはないろはめなれてふくかぜににほひくるかぞとこめづらなる」(出典:躬恒集(924頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android