常用村(読み)つねもちむら

日本歴史地名大系 「常用村」の解説

常用村
つねもちむら

[現在地名]筑後市常用

水田みずた村の南に位置し、西は中折地なかおりじ村、東は村。経持・常持とも書く。永正六年(一五〇九)正月二四日の草野興秀知行目録案(草野文書/久留米市史7 資料編古代・中世)下妻しもつま郡内の「経持廿五町地頭分」とみえ、草野興秀の所領であった。なお当地内と思われる北水田きたみずた庄内南島みなみしま村の葉須和はすわ屋敷田地六反は、領家に敵対した大鳥居信哲から取上げられ信高に与えられていたが、永徳元年(一三八一)信哲の真弟大輔坊によって押妨されている(同年五月二七日「高辻長衡御教書」太宰府天満宮文書/南北朝遺文(九州編)五)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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