幌満橄欖岩体(読み)ほろまんかんらんがんたい

最新 地学事典 「幌満橄欖岩体」の解説

ほろまんかんらんがんたい
幌満橄欖岩体

Horoman peridotite complex

北海道の日高山脈南端部のアポイ岳周辺に東西8km,南北10kmの規模で露出するかんらん岩体。日高変成帯の最下部に位置し,周囲の変成岩類とは断層で接する。層状構造が顕著。アルプス型かんらん岩(最近では,造山帯レルゾライト岩体とも)の特徴を有し,蛇紋岩化は軽微。斜長石レールゾライト,スピネルレールゾライト,ハルツバージャイト,ダナイトを主とし,輝岩や苦鉄質岩の薄層を伴う(Niida,1984)。岩体下部のスピネルレールゾライトは,ざくろ石を起源とする輝石-スピネルシンプレクタイトを含む。かんらん岩はまれに金雲母を含む。含金雲母スピネルレールゾライトのRb-Sr年代は20.3±1.2Ma(Yoshikawa et al.,1993)。斜長石レールゾライトとスピネルレールゾライトの全岩Sm-Nd年代は833±78Ma(Yoshikawa et al, 2000)。幌満岩体は上部マントルにおける部分溶融とメルトの分離・移動・反応プロセスの岩石学的・地球化学的検討に格好題材を提供している。

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参照項目:日高変成帯

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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