平更(読み)ヒラサラ

デジタル大辞泉 「平更」の意味・読み・例文・類語

ひら‐さら【平更】

[副]ひたすら。ひとえに。ぜひとも。
「―人なみに夜出で給へ」〈浮・一代女・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平更」の意味・読み・例文・類語

ひら‐さら【平更】

〘副〙
① ひたすら。ひとえに。ぜひとも。また、下に否定の語を伴って「まったく…でない」意を表わす。
説経節・説経苅萱(1631)上「ただとくしんのもののことなれば、ひらさらかみをそって、しゅけにないてたまはれと」
② 一体全体。そもそも。
※咄本・初音草噺大鑑(1698)三「ふしぎいよいよはれず。〈略〉ひらさら、いかなる事にやと問ふ」

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