幽けなし(読み)かすけなし

精選版 日本国語大辞典 「幽けなし」の意味・読み・例文・類語

かすけ‐な・し【幽なし】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「なし」は接尾語 ) かすかなさまである。微小でたよりない。一説に「かすけ」を「糟気」とし、無邪気で張り合いないさまとする。
    1. [初出の実例]「まだはつはるのわかばへなれば、しゐてつめどもかすけなきさま」(出典:俳諧・山の井(1648)春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む